バリ島は南の楽園

バリ島

日本人にはインドネシアの首都ジャカルタがあるジャワ島よりも知名度が高いのがバリ島なのではないでしょうか。
バリ島は南の楽園と言われますが、その南の楽園とは旅行者にとって大きな意味を持っています。
それはバリ島が南半球にあることで、北半球の東南アジアとは雨季と乾季の時期が正反対だと言うことです。

赤道に近い東南アジアの国々に四季はなく乾季と雨季に分かれますが、シンガポール付近を境に雨季と乾季が逆になります。
タイやカンボジアが雨季の6月から10月頃はバリ島は乾季（4月から10月）で観光には向いています。
そのため11月から3月に旅行をするならタイやカンボジア、4月から10月ならバリ島といった選択も悪くはないでしょう。

ウブド地域　（内陸部）

バリ島と聞いて連想するのはサーフィン、スキューバダイビング、スノーケリングといった海に関連したビーチリゾートでしょうが、ウブドは内陸部の高地にあります。
美しい自然とバリ島の伝統文化に触れ、ゆっくりと流れる時間に身をゆだねるならウブドが最高です。

ウブド王宮

ウブドの中心にあり現在も王族の子孫が暮らしていますが、王族居住区には立ち入り禁止です。

ガムラン音楽やバリ舞踏、バリの絵画などバリ島の伝統芸術に触れると心地よい異国感を味わえます。
舞踊を観ることができるスポットがウブドには60箇所以上ありますが、その中でもウブド王宮はお勧めです。
チケットはウブド王宮で直接買うことができますが、開演時間は19時半からです。

ウブド王宮には夕方以降に来てバリ舞踏などを見て下さい。

ティルタ ウンプル寺院

ウブド地区にあるヒンドゥー教寺院ですが、聖水の寺として有名で観光客にも開放された沐浴場もあります。
アンコールワット（カンボジア）などの遺跡でも沐浴場は見ますが、このように今も沐浴場として歴史が生き続けているのが不思議なくらいです。

ここへ自力で行くには、一度ウブド中心地から南へ下りゴア・ガジャ遺跡へ行く通りを東へ向かって進み、真ん中に礼拝所（モニュメント）のある交差点を左折して約13Km北上します。

テガララン ライステラス

バリ島で一番有名なライステラス（棚田）です。
こじんまりした棚田には所どころにヤシの木が生え、南国の山間風景に癒されます。
ウブド中心地から20分程度ということもあり観光地化が進み、レストランやカフェも増えるなど静かな風景とは言えなくなったようです。

ジャティルウィ ライス テラス

テガララン ライステラスに比べウブドからもかなり遠くなるためか、規模も大きく世界遺産にも登録されているにも関わらず観光客は少ないようです。
スバックというこの地方に1000年も伝わる水利システムが、ジャティルイライステラスを守って来たのでしょう。
ライステラスの上の方にはレストランやカフェもあり壮大な景色を眺めながら食事をすることもできます。

ゴア・ガジャ遺跡

11世紀に造られたこの遺跡は象の遺跡という意味だそうです。
バリ島には像はいませんが、当時インドから伝わったヒンドゥー教の影響なのでしょう。
ゴアガジャの洞窟には入口に大きな顔の彫像が施されているのが特徴です。
洞窟の奥行は13ｍほどで入ることもできます。

クタ エリア

若い人には一番のビーチリゾートエリアです。
世界中のサーファーが集まるクタビーチに、大型ショッピングモールやスパやレストランなど全てが揃ったアクティビティーエリアです。

クタはバリ島南部にあって空港からはタクシーで20分の距離です。

クタには高級リゾートホテルも多く、お洒落なカフェやレストランも多くあります。

クタビーチ

バリでビーチリゾートへ行くならクタは外せないでしょう。
クタエリアで一番賑やかなサーファーが集まるビーチです。

ダブル・シックス・ビーチ

クタビーチのすぐ北にあるビーチでクタビーチと比較すれば人が少ない落ち着いたビーチです。
夕方になれば夕日も綺麗でロマンチックなビーチになります。

スミニャックビーチ

ダブルシックスビーチのとなりですがお洒落なパラソルやクッションが並べられ夜まで営業しているレストランで賑わっています。

スミニャックはビーチだけでなく、街全体がお洒落なレストランエリアで女子旅にも人気エリアになっています。

ペニダ島

バリ島とロンボク島の間にある小さな島がペニダ島です。
バリ島の秘境と呼ばれここまで来る観光客も多くはないようですが、バリ島からボートで50分足らずで来れます。

とにかく絶景の宝庫と言うだけあって小さな島全体が自然の絶景です。
海岸線はサンゴ礁の美しいビーチと波に削られた断崖海岸や、マンタなどの海洋生物にも遭うことができる島です。

島には格安のホテルもたくさんあるので何日か過ごすのもいいでしょう。