ソウルに飽きたら郊外へ!パジュシ編地図付き

韓国の旅情報

ソウルに飽きたらソウル郊外へ出かけよう!

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パジュシ(坡州市)周辺は見どころいっぱい!

ソウル郊外のパジュシ(坡州市)にはプロバンスマウルやヘイリ芸術村など女子受けするところがあります。
ソウル中心部から電車やバスで1時間程度の位置ですが、タクシーで行くには予算が嵩みます。
そこで地下鉄やバスで行けるように詳しく説明していきます。

もちろんソウルからこれらの観光地へ行く現地ツアーもありますが、ここでは自力で行くことを考えて書いていますので参考にして下さい。

プロバンスマウル 프로방스마을

プロバンスマウルは北朝鮮国境近くの京畿道(キョンギド)坡州市(パジュシ)にあります。
漢江(ハンガン)と臨津江(イムジンガン임진강)の河口で交わったところにあり、南フランスのプロバンス地方をコンセプトに造られた観光村です。
色とりどりの建物にレストランやショップが入っていてインスタ映え間違いなしの村(マウル)です。

プロバンスマウルの行き方

プロバンスマウルへ行くには、ソウルの地下鉄ハプチョン駅(合井駅 합정역)1番出口を出たところにあるバス停から2200番のバスに乗ります。
ソウル中心部からハプチョン駅へ行くには地下鉄2号線でホンデイック方面に乗りますが、ハプチョン駅はホンデイック駅(弘大入口駅:홍대입구역)の次の駅です。
約40分漢江沿いに川下(北西)に下ってマッコウルイック(맛고을입구)というバス停で降ります。
ソンドン交差点にある3カ所のバス停の内、このバス停だけがなぜソンドンサゴリからマッコウルイックという名前に改名されたのでしょう。

あくまで私の個人的想像では、プロバンスマウルに味を追求した店が多く、その味の街の入口だと表現したかったのではないかと思います。
프로방스입구(プロバンスイック)の方が分かりやすかったと思うのは私だけでしょうか。
このバスの運行間隔は15分2,700₩(約270円)です。

よくソンドンサゴリ(성동사거리)というバス停と混乱している記事を見ますが、ソンドンサゴリ(ソンドン交差点)とはその手前の大きな交差点の名前で、マッコウルイックバス停から交差点を渡った反対側と交差点から左へ少し行ったところへもソンドンサゴリというバス停があります。
バス(バス番号の違うバス)によって停留所がソンドンサゴリとなるのでしょう。

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韓国で地下鉄やバスに乗る「ちょこっとアドバイス」

地図にバス停もアイコンを置いています。
バスに乗る前にカカオマップ(카카오맵)という韓国の地図アプリを入れて使ってみましょう。
カカオマップは日本語に対応していませんが、英語より韓国語で使う方が便利な気がします。
意味は分からなくても文字の形で判断することができるからです。
例えば地下鉄車内の電光掲示板に( 다음 역이 합정:次の駅が
ハプチョン)と韓国語で表示されれば합정の文字の形でハプチョンと判断できます。

カカオマップの地図上でもこの文字の駅を探せば行き先を知ることができます。
ソウルの地下鉄車内では無料Wi-Fiが使えるため現在地と共に行き先もリアルタイムでカカオマップに表示されます。

韓国の地下鉄やバスはTマネーカード(コンビニで買えるチャージカードT-money)で乗るようにしましょう。

ヘイリ芸術村 헤이리예술마을

ヘイリ芸術村とは芸術をテーマにした美術館や建築物が多く建つ芸術家の集まる街で、韓国ドラマやCMの撮影にも使われている美しい見どころの多い町です。

とにかく敷地が広いため全て見て回ろうとすると時間が掛かります。
悪い言い方をすると「だだっぴろい」といった感じなので、ゆっくり時間を使うつもりで来るのがいいでしょう。

午前中はヘイリ芸術村で午後はプロヴァンスマウルという行程を組むのもいいかもしれません。

ヘイリ芸術村行き方

プロバンスマウルで降りたマッコウルイック(맛고을입구)の次の次のバス停、ヘイリイェスルマウル4G(헤이리예술마을4G)で降ります。
もちろんバスは2200番にハプチョン駅(合井駅 합정역)から乗車して行くのは同じです。

つまりプロバンスマウルとヘイリ芸術村は近いということです。
マッコウルイックバス停からヘイリイェスルマウル4Gバス停までは630m程度なので徒歩でも行ける距離です。

烏頭山統一展望台 オドゥサントンイルチョンマンデ  오두산통일전망대

ちょうど漢江(ハンガン)と臨津江(イムジンガン임진강)の河口で交わったところで、ソンドンサゴリ交差点を基準に見るとヘイリ芸術村の反対側の高台にあります。

朝鮮民主主義人民共和国と韓国の国境に設けられた軍事境界線まではこの展望台から2キロメートルです。
軍事境界線から南北に2キロメートルずつ非武装地帯が設けられているので、厳密にいえばこの展望台から朝鮮民主主義人民共和国までは4キロメートルになります。

展望台の3~4階には双眼鏡が設置してあり、北朝鮮の人々の生活風景まで捉えることができる外国人にも人気の観光地です。

烏頭山統一展望台行き方

ソウルの地下鉄ハプチョン駅から2200番のバスに乗り、マッコウルイックバス停で降りるのはプロヴァンスマウルへ行くのと同じです。
マッコウルイックバス停で2200番のバスを降りたら、逆方向のバスに乗ることになります。
マッコウルイックバス停には横断歩道はないのでソンドン交差点(信号のある交差点)まで引き返して、反対側の歩道を戻ってくることになります。(韓国は車優先のため歩行者の安全を考えた行動です)

しかしソンドン交差点まで行けば交差点を渡って反対側の歩道で、そのまま直進するとソンドンサゴリというバス停がマッコウルイックバス停まで戻るより近くにあります。

そのソンドンサゴリバス停で900番のバスに乗り、次の119安全センターバス停を通り過ぎ、その次のトンイルドンサンジョンマンデ(통일동산전망대)バス停で下車します。
ここまでは2200番のバスを下車したマッコウルイックバス停から1キロメートルの距離なので、徒歩でも来れな
くはないでしょうが15~20分歩くことになります。

そのトンイルドンサンジョンマンデバス停で降りると、路沿いに広いバスターミナルがあり、展望台行きのシャトルバス乗り場が見えます。
そこで統一展望台行きのバスに乗り舞えます。

イムジンガン駅 臨津江駅 임진강역

このイムジンガン駅もプロヴァンスマウルと同じ坡州市(パジュシ)にありますが、北朝鮮との軍事境界線に近い板門店(パンムンジョム 판문점)へ行く道中で個人で行くことができる最終地です。

ここにある臨津閣(イムジンガ)国民観光地は観光地として定着していて日帰りで訪れる家族連れも多いようです。
そしてここには昔韓国に帰る捕虜が帰還する時に渡った自由の橋や取り残されて多くの銃弾を浴びた生々しい蒸気機関車も展示してあります。

イムジンガン駅行き方

ソウル駅から京義線に乗り終点のムンサン駅(문산역)で降ります。
ムンサン駅からイムジンガン駅までは7キロメートルほどなのでタクシーがお勧めです。

ツアーでしか行けない板門店と第3トンネル

個人で行けるのはイムジンガン駅までとなっています。
臨津江(イムジンガン임진강)という川を渡って板門店や第3トンネルにはツアーを申し込まなければ行くことができません。

特に板門店ツアーは現地ソウルの旅行者でも扱っていますが、一週間前に申し込まないと前日では受け付けてもらえないことも多いようです。
しかし第3トンネルツアーは空きがあれば前日でも受け付けてもらえます。

ツアーには1日ツアーと昼食をしない半日ツアーがあり選択することができます。
半日ツアーでもその近くにあるトラサン展望台やトラサン駅の観光も含まれ、イムジンガン駅や統一展望台もセットになったツアーもあるようです。

ただ、プロヴァンスマウルやヘイリ芸術村と同じ道路を通って行きますが、その二か所と板門店が一緒になったツアーは聞いたことがありません。