カメラ初心者の使い方

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デジタル一眼カメラを使ってみよう

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デジタル一眼カメラの使い方 初心者

デジタル一眼カメラの機能

「デジタル一眼カメラは持っているけど普段使わないからいざという時に使い方を忘れて使えなかった」とか、「いつも同じ設定でしか使ったことがない」といった人も多いのではないでしょうか。
ちょっとした操作を知っているだけでも気に入った写真を撮ることができたりします。

撮影モード P、S、A、M(露出モード)

P  (プログラムオート)
「取り敢えずPと露出補正さえ覚えておけば何とかなる!」
Pは適正露出となるように、絞り値とシャッタースピードをカメラが自動的に決めます。
そして少し暗く取りたいとかもう少し明るく取りたいと思ったら露出補正で調整します。
+は明るくなり-は暗くなりますが、その露出補正をするダイヤルはカメラメーカーによって違うところにあります。
例えば同じソニーでもAマウントとEマウントでは操作が異なります。

※下の写真は天気のいい日にミラーレス一眼で露出補正を使って暗く取った写真です。

A (絞り優先オート)
「ぼかしたいか、くっきり撮りたいか」

A(絞り優先オート)にするとカメラが自動的に最適なシャッタースピードを設定します。
そのAモードの時、絞り値を大きくするとレンズの穴は小さくなって光の量は少なくなり、F値を小さくすると光の量が多くなってボケ具合も大きくなります。
今のデジタル一眼は、撮りたい被写体を液晶モニター内でタップすると、そこにピントが合いシャッターを切ることができるのでとっても便利です。
このF16とかF9、F3.5などと数値を変更するダイヤルもカメラメーカーによって異なります。
そしてこのAのモードの時も露出補正によって明るさを調整することができることを覚えておきましょう。

S (シャッタースピード優先モード)
「車の光が流れたような写真を撮るとき使ってみよう」

S(シャッタースピード優先モード)はカメラが自動的に最適な絞り値を設定します。
早く動くものをクリアに撮りたいときはシャッタースピードを上げることができ、車のライトが流れるような写真を撮りたい時はシャッタースピードを遅くすることができます。
この操作もカメラメーカーによって異なります。
Sモードの時もPやAの時と同じように露出補正で明るさを変えることができます。

M (マニュアルモード)
カメラにもっとこだわりたい時以外は使わない」

Mはすべての設定を自分好みですることになるので理屈が分かっていないとうまくはいかないでしょう。
これを使いこなせるようになるには相当時間も掛かりそうです。
先ずはP、A、Sから使えるようにしましょう。

露出補正

P、A、S モードの時、露出補正を使って好みの露出に変えてみましょう。
露出補正とはカメラが決めた露出を自分の好みに変えて写真を明るくしたり暗くすることです。
カメラによって操作するダイヤルが違うので調べてみて下さい。

上の写真は1メモリだけ明るくしたり暗くして撮影していますが、まだまだ調整範囲は広く設定することができます。

この露出補正機能を使うだけでも自分好みの写真が撮れた喜びを得られます。

一眼レフ全自動(AUTO)モード

デジタル一眼には全自動モードという機能があります。
その名の通り全てカメラが自動で設定してくれる機能です。
とっさに撮りたいときや使い方がまったく分からないときはこのモードにしておけば大丈夫でしょう。
全てはカメラ任せというモードなので初めて一眼レフカメラを買ったときはすぐに撮ることができます。
大概のカメラは上部にモード切替のダイヤルが付いていますが、表示(マーク)はいろいろです。

ただ、全自動だから思うようにならないこともあります。
例えばフラッシュを使いたくないのに勝手にフラッシュが光るとか、撮りたいところにピントが合わなくてボケてしまったなどです。

今の一眼カメラには液晶画面でオートフォーカス(ピントを自動的に合わせる機能)を制御できるので、シャッターボタンではなく、液晶画面でピントを合わせたいところをタップしてシャッターを切ることができます。
この操作を使えば全自動モードでもピントを思ったところに合わすことができます。

初心者が写真を上手に撮るコツ

デジタルなので電池や記録メディア(SDカードなど)の許容が許す範囲でいくらでも撮影することができます。
とにかくたくさん撮って後でいい写真を選ぶというのが、いい写真を撮るひとつのコツではあります。

しかしカメラ初心者が最も犯しやすい初歩的ミスが、カメラアングル(カメラの角度や位置)の悪さです。
私もよくミスをしますが、その中でも水平に撮れていないことで「気に入った写真にならなかった」ということは度々あります。

今ではパソコンの無料編集ソフトで傾きを変えることができるものがあるので、そんな時にも何とかなりますが、トリミングや傾き調整すれば撮影された範囲を狭めることになります。
そこで写真撮影時には撮りたい被写体を小さめに広い範囲で撮影しておくことをお勧めします。

※下の写真はアンコール遺跡で撮影した写真です。もう少し下がって撮影していたら編集しても1000年前の建物の全体像を損なうことはなかったと反省しています。