アンコール遺跡3日券ルートプラン

アンコールワット

アンコール遺跡3日券で見逃せない遺跡は

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アンコールワット遺跡を見学するには?

アンコールワットは世界的な観光地で、一度は訪れたいと思っている人も多いと思います。
実際に行って見ても世界中から観光客が来て賑わっています。
アンコール遺跡の特徴はシェムリアップと言う都市に多くの遺跡が存在し、その多くの遺跡はまとめて世界文化遺産に登録されていて、主な遺跡を見て廻るだけでも多くの時間が必要だということです。

アンコール遺跡の中でもアンコール・ワットは有名なため誰も知っていますが、その周辺に存在する他の遺跡については行くまで知らなかったと言われる人の多いのが実情です。
特にツアーで行かれる人はほぼお任せなので行って初めて知ることになり、帰った後でも「どこも同じような遺跡だった」と遺跡の名称すら覚えていないと言われる人も少なくありません。

アンコールワット遺跡を見学するには入場券が必要ですが、1日券、3日券、7日券があり遺跡見学の前に購入しなければなりません。
その中でもフリープランツアーなどで多いのが日程の都合上3日券を買われる方々です。

多くの遺跡の中から厳選して効率よく廻ろうと考えるなら計画をして行かれることを強くお勧めします。

アンコール遺跡ルートマップ

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アンコール主要遺跡を3日券で廻る60歳以上の人向けプラン

1日目は無理をせず主要遺跡2カ所に留める

1. アンコール・ワット(朝日観賞をするなら夜明けまでに来る)
2. アンコール・トム
  A アンコール・トム バイヨン寺院
  B パプーオン
  C 象のテラス
  D ライ王のテラス

1日目は有名なアンコールワットとアンコールトムを半日以上かけてゆっくり廻りましょう。

この2か所だけでも優に一万歩(6Km~)くらいは歩くのでゴルフ1ラウンドの疲労感に匹敵します。階段の上り下りを入れると疲労感はゴルフ1R以上になります。
アンコールワットは朝日観賞のために夜明け前から訪れる人も多くいます。
アンコール遺跡の中でも珍しくアンコールワットだけが、なぜか西を正面にして建てられています。(太陽を崇める場合は東に向けて建てるのが理に適っている)
そのため午前中は逆光となり写真を撮るのが難しいのもアンコールワットの特徴です。

アンコールトムはその広い敷地の北側に多くの遺跡が存在します。
中央のバイヨン寺院の他に、せめてパプーオンや象のテラス、ライ王のテラスくらいは見学したいものです。

遺跡を綺麗に写真に撮りたいなら午前中にアンコールトムを見学し、午後にアンコールワットを見学するのもいいでしょう。
アンコールトムの象のテラスなども東を向いているので、写真だけではなく実際に見学するのも午前中の方が綺麗に見えます。

アンコールワットの日の出観賞がなぜ人気が高いのかと言えば、アンコールワット遺跡の西側から正面を見てその背後から太陽が昇り遺跡がシルエット化されるためだろうと思います。
多くの遺跡の中でもアンコールワットでしか見ることができない貴重な体験になります。

オジーさんによる写真ACからの写真

2日目は小さめの遺跡を落ち着いて見学する

3. プリヤ・カーン
4. ニャック・ポアン(雨季は立ち入り規制される場合もあります)
5. タ・ソム
6. 東メボン
7. プレループ
8. スラ・スラン

2日目は外回りと言われているコースでまとめてみましたが、この中でアンコールワットほどではないにしても少し大きいと思われる遺跡はプリヤカーンだけです。

1日目に比べ6か所の遺跡を廻ると聞くとハードに感じますが、プリヤカーン以外の遺跡はどれも小さく落ち着いて見学できます。
この中でもスラスランで朝日観賞をしたり、プレループで夕日観賞をする方がおられると聞きます。
単独で朝日や夕日の時間に行ったり、少し遅めから廻ってプレループで夕日観賞して帰るなどアレンジ次第で効率良く見学することができます。
ただ、特に雨季に行かれる方は足元が雨に濡れると蹴上の高い階段や木の階段、ニャックポアンの木の橋などは滑りやすく危険度は倍以上になるので、2日目と言うこともあり年齢や体力に合った無理をしないプランが望ましいと感じます。
カンボジアのトゥクトゥクの若い運転手や、ガイドにそこまでの気配りは期待しないで無事故見学第一優先で廻りましょう。

3日目は外せない遺跡1カ所と疲労具合で無理をせず!

13. バンテアイ・スレイ(東洋のモナリザ)
9.   バンテアイ・クデイ
10. タ・プローム
11. タ・ケウ
12. プノン・バケン(夕日観賞 入場制限有り)

3日目は変則的なプランを立ててみました。

3日券で廻る場合バンテアイ・スレイはアンコール遺跡群から少し離れた所に存在するため、省かれる人も多いと聞きますが、クメール美術の最高峰と言われるくらい見る価値の高い遺跡なので優先してコースに入れることをお勧めします。
その次に絞め殺しの木で有名なタ・プロームは必ず行っておきたい所ですが、トゥームレイダーやトゥーブラザーズの映画撮影が行われたことでも有名です。
このプラン計画はバンテアイ・スレイの往復に時間がかかるので半日ではとても無理です。
バンテアイ・クデイとタ・ケウは余裕があれば見学するくらいの気持ちでいいでしょう。
プノン・バケンは標高67mの山頂に建つ47mの寺院遺跡です。
そのため夕日観賞にはもってこいの遺跡と言えます。トンレサップ湖などの夕日観賞予定がないなら、ここからの夕日観賞がよさそうです。
この日に予定しているタケウやプノンバケンにもとても急な階段があるので、疲れている時は登るのを諦めることが賢明です。

ツアーで見学できる遺跡を選べない場合は別として、フリープランのツアーや個人旅行などで初めてアンコール遺跡群を訪れる人に参考にして頂ければ幸いです。
多くの遺跡を廻るアンコール遺跡観光は事前調査なしで行けば、現地のトゥクトゥクやタクシーの運転手に任せることになりますが、シニア以上の体力に合ったものではないので1日目で足腰に負担が掛かって2日目はホテルでお休みとならないために、自分の体力に合ったバランスの良いツアープランをお勧めします。

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